ターナー症候群と愛情遮断症候群
低身長の原因には、女の子だけに見られる「ターナー症候群」というものがあります。
「ターナー症候群」とは、染色体の異常によるもので、性腺機能低下や心臓病などを合併する危険性もある病気なので、早期発見が非常に重要です。
そのため、女子の発育不良には特に注意が必要になります。できる限り成長曲線を作るようにしましょう。
最近、背が伸びなくなる原因として注目されるのが「愛情遮断症候群」です。
愛情遮断症候群とは、家庭環境などこどもたちを取り巻く生活環境の中で、精神的なストレスが成長ホルモンの分泌を低下させるというものです。
例えば、転校で環境が変わり、精神が不安定になって身長が伸びなくなる。
両親が離婚した、ネグレクト(育児放棄)されているなども増えています。
低身長の原因には、心の問題も大きく影響します。
成長曲線を作成することで、子どもの精神的な変化も早めに知ることができます。
そのほかに低身長の理由になるものには、甲状腺ホルモンの異常や、脳腫瘍、骨の病気、腎不全、心臓などの慢性疾患等もあります。
低身長の治療方法
成長ホルモンの分泌不全による低身長やターナー症候群なら、成長ホルモンを補う治療を受けることができます。
成長ホルモンは夜間、寝ている間に多く分泌されるので、寝る前に自分で注射して成長ホルモンを補います。
注射といっても、現在では全自動で注射可能で取り扱いも便利な注射器があります。
治療費についても、公的補助の対象になる場合があるので、医師や自治体とよく相談してください。
最近では、夜更かしをしている子どもが増えていますが、先ほども申し上げた通り、成長ホルモンは夜に出るので、寝不足は成長を阻害することになります。
また、偏食も栄養の偏りを生み、ホルモン異常を引き起こしますので、規則正しい生活と、バランスの取れた食事という基本的な生活習慣を身につけさせることが大事です。
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